西鉄新駅の名称は「桜並木駅」 23年度後半開業 地域のシンボル“お花見の名所”の最寄駅

西日本鉄道(西鉄)は、天神大牟田線の雑餉隈駅〜春日原駅間に2023年度後半に開業を予定している新駅の名称を「桜並木(さくらなみき)」に決定しました。

西鉄天神大牟田線に2023年度後半に開業する桜並木駅の外装デザインイメージ(画像提供: 西日本鉄道)
西鉄天神大牟田線に2023年度後半に開業する桜並木駅の外装デザインイメージ(画像提供: 西日本鉄道)

駅名は一般公募で決定

新駅は、雑餉隈駅〜下大利駅間で進められてきた連続立体交差事業に伴い、2022年8月28日(日)から高架に切り替えられる区間上に設置されます。地域住民に親しまれる駅となることを目指し、2021年12月に駅名が一般公募され、3,388名からの応募があったとのことです。この結果をもとに開かれた、福岡市や地元代表者との意見交換会を経て駅名が決められました。

新駅の南側にあたる春町・西春町エリアには、長年にわたり地域の方々が熱心に手入れを行ってきた「雑餉隈の桜並木」があります。約600mの間に植えられた100本以上の桜の木には毎年春に美しい花が咲き、「知る人ぞ知る桜の名所」として大勢の花見客で賑わいます。今後、まちのシンボルとして地域に末永く愛される駅になってほしいという想いを込め、駅名に「桜並木」を採用したとのことです(新駅付近の路線図、駅名標のイメージなど詳細は下の図表を参照)。

【路線図で解説】西鉄 天神大牟田線に開業する新駅の名称を決定

駅名標も「桜並木」デザイン

桜並木駅には相対式ホームが2面設けられ、満開の桜並木をイメージした背景画付きの駅名標が掲げられます。駅番号の「T08」は新駅のために予定されていたもので、他の駅の駅番号は現行のまま変わりません。駅舎は白色のイメージカラーと若緑色のアクセントカラーを用いた外装デザインとなり、2か所の改札口とエレベーター、エスカレーター等が設置されます。

西鉄は駅周辺を中心としたまちの活性化に取り組んでおり、桜並木駅でも福岡市との連携により、「街のエントランス」として魅力ある空間づくりを行っていくとしています。